セールスフォース・ドットコム(宇陀栄次社長)は、6月27日、SaaS事業を検討するITベンダーを対象に、パートナープログラムを紹介するセミナーを東京・六本木で開催した。講師は、アライアンス本部ISVアライアンス部の大森浩生氏が務めた。

熱心に聴講する参加者

 セールスフォース・ドットコムのパートナープログラムは、大きく分けて「コンサルティングパートナー」「Value Added Reseller(VARパートナー)」「アプリケーションパートナー」の3種類がある。

 「コンサルティングパートナー」は、エンドユーザーのニーズに合わせたカスタマイズや導入支援など、サービスビジネスを中心としたパートナー。Salesforce製品を見込み顧客に紹介して、契約が成立すれば紹介手数料を受け取る仕組みだ。「VARパートナー」は、Salesforce製品のライセンスを再販するパートナー。ライセンス販売後には、ユーザーの要望に応じて他システムとの連携を手がけるなどして付加価値を提供できる。また、サポートの一次受付も行う。「コンサルティングパートナー」と「VARパートナー」になるためには、セールスフォース・ドットコムの認定資格の取得が必要。

 「アプリケーションパートナー」は、「ISVforce」と「Force.com Embedded(OEM)」の2種類で、認定資格を取得する必要はない。「ISVforce」は、「Sales Cloud」「ServiceCloud」「Chatter」など、既存のSalesforce製品ユーザーをターゲットとした連携ソリューションを提供するパートナー向けのプログラム。連携ソリューションは、「Force.com」上に連携アプリケーションを構築して提供する方法と、パートナーの既存製品とAPIをつかって連携する方法がある。「OEM」は、PaaS「Force.com」上で構築したネイティブアプリを自社のSaaSとして提供するパートナー向けのプログラムだ。

 大森氏は、「アプリケーションパートナー」プログラムについて、「決して当社が利益を上げるためのプログラムではなく、パートナーと一緒に成長していくことを目的としたプログラム。『ISVforce』と『OEM』で提供するアプリケーションをクラウドマーケットプレイス『AppExchange』上に掲載することで、エンドユーザーの獲得につなげることができる。また、Salesforceのプラットフォームでは、パートナーがビジネスを始めるにあたって重要視するライセンス管理やアップデートの仕組みに関する機能を標準搭載している」とアピールした。(真鍋武)

アライアンス本部ISVアライアンス部の大森浩生氏