セールスフォース・ドットコム(宇陀栄次社長)と特定非営利活動法人アップエクスチェンジコンソーシアム(花戸俊介理事長)は、6月17日、クラウドサービス「Force.com」上で開発されたアプリケーションや、「Salesforce」製品との連携ツールなどを提供するマーケットプレイス「AppExchange」に関するイベント「AppExchange カンファレンス」を開催した。基調講演やセミナーのほか、38社のアプリケーションパートナーが展示を行った。

 冒頭、保科実専務執行役員が、「Become a Customer Company~お客様との新しい接点を追求するセールスフォースの新しい提案」と題して講演。保科専務執行役員は、セールスフォース・ドットコムの提唱する「カスタマーカンパニー」について、「当社はクラウドの専業ベンダーとして、お客様がお客様の顧客とつながることを実現するために、どのような支援ができるのかを常に考えている」と説明した。

 また、カスタマーカンパニーを実現するポイントとして、顧客の声をよく聞くことや、あらゆるチャネルを活用すること、社員とのチームワークを強化すること、アプリケーションをクラウドで活用することなどを挙げた。実際に「Salesforce」を活用してカスタマーカンパニーを実現した事例として、米大統領選でオバマ陣営の選挙本部が有権者の声をリアルタイムに分析して施策を講じたことや、トヨタ自動車が人・車・販売店・メーカーをつなぐSNS「トヨタフレンド」を構築した例を紹介した。最後に、「当社の基盤を活用いただきながら、さまざまなシーンでカスタマーカンパニーを実現するビジネスをパートナーと一緒にやっていきたい」として講演を締めくくった。

保科実専務執行役員

 展示会では、「AppExchange」上でアプリケーションを提供するパートナー企業38社が、来場者に対して熱心に声をかけて自社商材をアピールしていた。(真鍋武)

38種類のアプリケーションを展示