ネットワールド(森田晶一社長)は、7月10日、徳島県を拠点に四国・関西地方で化粧品や生活雑貨の専門店約40店舗を運営するアクサス(久岡卓司社長)が、業務サーバーの仮想統合プロジェクトでネットワールドが提供するEMC製重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain DD160」とNetApp製ネットワークストレージ「NetApp FAS2220A」を導入し、本番稼働を開始したと発表した。

 アクサスは、インフラ最適化やコスト削減の一環として、社内で稼働する物理サーバーの台数を削減するためにVMwareの導入に着手。ネットワークストレージの導入が急務だった。同時に、東日本大震災をきっかけに、重要な業務データを保全するための遠隔バックアップ体制も確立することにした。

 アクサスのシステムは24時間稼働に近く、仮想化基盤用のストレージは耐障害性の高さが最も重視され、ディスク二重障害からもデータを保護する「RAID-DP」や「Snapshot」などの機能を備えるNetAppのネットワークストレージ「NetApp FAS2220A」を採用。遠隔バックアップは、多額の費用や運用負担をかけることなく、シンプルに運用できるEMCの重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain DD160」を採用した。

 現在、アンチウイルスサーバーや資産管理サーバー、ドメインコントローラなどのシステム群を仮想化して「NetApp FAS2220A」のNFS領域に集約。また、ユニファイド機能を生かしてCIFS領域も確保し、ファイルサーバーとして活用している。さらに、「NetApp FAS2220A」の自動診断・監視ツール「Auto Support」が、運用管理負担の軽減に貢献している。

 仮想マシンイメージはイメージバックアップを、業務データやファイルデータはデータバックアップを利用して「EMC Data Domain DD160」に保存。重複排除機能によって保存データ容量は約16分の1になり、リモートレプリケーションツール「EMC Data Domain Replicator」を用いて、遠隔地のデータセンターに設置したもう1台の「Data Domain」にコピーしている。

 アクサスは、今回のプロジェクトに含まれない業務システムのメールサーバーや各事業部門で稼働しているファイルサーバーなども、費用対効果や利便性なども見極めたうえで集約していく計画。

 今回のシステムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるリコージャパンとリコーITソリューションズが行い、EMCとNetAppの組み合わせによるソリューション導入で、両製品に精通したネットワールドの技術支援が高く評価された。