業務ソフトウェア大手のオービックビジネスコンサルタント(OBC、和田成史社長)は、10月7日、さいたま市で「奉行フォーラム2013」を開催した。フォーラムは、2日の静岡を皮切りに全国15か所で開催。「将来像がイメージできるパッケージソリューション展示会・セミナー」と題して、業種別に消費税改正やWindows XPのサポート切れ、Windows 8への対応などをテーマに、自社ソフトや協業ベンダーの展示、実践的なセミナーや移行に関する相談会などを行った。

消費税改正の決定で地元企業が業種・業務ゾーンに押し寄せた

 OBCによれば、全国で奉行フォーラムを開催するのは、リーマン・ショックで途絶えて以来5年ぶり。10月7日の入場者は、消費税対応への興味もあって500人を超えた。5日前の静岡開催も450人が参加するなど、「予想を大きく上回る反響だ」(大原泉取締役)という。

 フォーラムのセミナープログラムは、地域の実状に応じたものや、消費税改正に伴う税務実務、システム変更などに関する基調講演など。展示は「5つのVIEW POINT」として「業務別」「業種別」「情報活用」「中堅・グループ企業」「システム相談」に分け、奉行シリーズに関連するソリューションを提示している。

 例えば、「情報活用ゾーン」のインテルのブースでは、Windows 8に対応した最新会計ソフト「奉行i8」とインテルのセキュリティ基盤「スモール・ビジネス・アドバンテージ(SBA)」を搭載したタブレットPCで、マイクロソフトのクラウド型オフィス製品「Office 365」を駆使して行う経営分析が提案されていた。 

情報活用ゾーンではOBCが新しいクラウドを提案

 同じゾーンにあるOBCのブースでは、クラウド型の基幹システム運用を実現する中小企業向けの「奉行i8 on クラウド」が11月にサービスを開始する旨の案内が出ていた。自社内にシステムを構築することなく、OBCが用意したデータセンターにアプリケーションを置いて、利用料金型の価格体系で活用できる。消費税率が再度改訂された際のプログラム更新など、メンテナンスが欠かせない基幹システムを簡単に運用することができる。

 セミナー会場では、基調講演で「消費税アップ対策セミナー」と題し、長野にある税理士法人の税理士が講演。指定日(10月1日)を経過した段階だが、施行日(14年4月1日)までに確認すべき経過措置や施行日前後の取引、システム面の課題など、最新事例を織り交ぜて留意点を解説した。講演は、当初は机を配置したスクール方式を予定していたが、申し込みが殺到したために机を片づけ、急きょシアター方式で実施。ユーザー企業の関係者ら200人以上で満杯になった。 

基調講演では消費税改正に向けた課題を提示

 「奉行フォーラム2013」は、今後、名古屋(10月9日/ヒルトン名古屋)、金沢(10月21日/ANAクラウンプラザホテル金沢)、大阪(10月28日/ハービスホール)、東京(11月5日/ホテルニューオータニ)、横浜(11月8日/横浜ランドマークタワー)、福岡(11月11日/ホテルニューオータニ博多)、札幌(11月19日/ニューオータニイン札幌)、仙台(11月21日/ウェスティンホテル仙台)、広島(11月25日/リーガロイヤルホテル広島)、新潟(11月27日/ANAクラウンプラザホテル新潟)、高松(12月4日/JRホテルクレメント高松)、鹿児島(12月10日/城山観光ホテル)、岡山(12月13日/岡山コンベンションセンター)で開催する。詳細はhttp://www.obc.co.jp/f2013/place.htmlで確認できる。(谷畑良胤)