東芝ソリューション(河井信三社長)は、10月22日、東芝と共同開発した「鉄道輸送計画ICTソリューションSaaS(TrueLine)」を埼玉高速鉄道(近藤彰男社長)に提供し、10月に運用を開始したと発表した。

 埼玉高速鉄道は、沿線の埼玉スタジアム2002(にまるまるに)での試合開催に応じて、頻繁に臨時列車を運行。東京メトロ南北線・東急目黒線に乗り入れていることから、臨時ダイヤを検討する際には、他社線ダイヤの影響や乗務員の運用を含めて、幅広く検討する必要があった。このため、輸送計画の高い専門性が不可欠とされ、計画担当者に大きな負担がかかるという課題を抱えていた。

 埼玉高速鉄道は、これらの課題を解決するために、「鉄道輸送計画ICTソリューションSaaS(TrueLine)」の「基本ダイヤ作成サービス」と「乗務員運用作成サービス」を導入し、運用を開始。「基本ダイヤ作成サービス」では、直感的な操作によって手書きに近い感覚でスジ描画ができ、さまざまなダイヤが検討できる。

 「乗務員運用作成サービス」では、乗務員の運転時間や休憩時間などの勤務条件を考慮して、乗務するダイヤの自動(分割/接続)提案によって、検討を支援する。また、各種チェック機能で問題点をアラーム表示して、ヒューマンエラーを防止する。データベースは共通で管理するので、ダイヤ図、仕業表、行路表、駅時刻表などの各種帳票も同時に作成することができ、業務を効率化する。

 埼玉高速鉄道では、サービスを利用することで、ダイヤ改正など変更があった場合、手作業に比べて業務時間を4分の1にできると想定している。