【上海発】瀋陽東芝東軟情報システム(多田智紀董事長兼総経理)は、12月19日、中国のIT販社向けに、東芝のストレージ製品「Toshiba Total Storage Platform」の特徴や販売メリットを解説するセミナー「クラウド&ビッグデータ時代の効率的な情報管理と活用」を中国・上海市で開催した。共催は東芝クラウド&ソリューション社と東芝ソリューション、東芝電脳網絡(上海)。開催には、BCN子会社の比世聞(上海)信息咨隸「有限公司(BCN上海)が協力した。

 「Toshiba Total Storage Platform」は、フラッシュとHDDを組み合わせたハイブリッド型ストレージ。独自のストレージ階層化技術とボリューム管理技術によって、多様化するストレージニーズに対応する。今年5月に日本で発売し、中国を含む世界各国で順次販売する計画だ。

 セミナーでは、「Toshiba Total Storage Platform」の中国での発売に先立って、中国のIT販社に向けて、ユーザー企業がビッグデータを活用する際に求められる製品であることをアピールした。

 瀋陽東芝東軟情報システムの多田董事長兼総経理は、「東芝グループの高い技術力を注いだ信頼性の高い製品として、中国市場で拡販していく。ビッグデータやクラウドなどに高速・大容量のストレージが求められるなかで、まずは膨大なデータへの対応が不可欠な金融・証券、保険、通信業や、国有企業をユーザーとする中国のIT販社を開拓する」と、中国での販社開拓への意欲を力強く語った。

瀋陽東芝東軟情報システムの多田智紀董事長兼総経理

 基調講演では、中国のIT業界専門メディア『計算機産品与流通』の余文編集長が、「中国のビッグデータ産業の発展と現状、その商機」と題して講演した。

 「中国企業の多くが、ビッグデータの活用を戦略的に重要なものと捉えている。中国のビッグデータ市場は、2011年の7760万米ドルから5年後の16年には6億米ドルを超える見込みだ。システムインテグレータは、ストレージを”データの倉庫”としてだけでなく、データベースやBI(ビジネス・インテリジェンス)など、ビッグデータの活用やクラウド領域で必要な価値を加えて提供するチャンス」と、中国のビッグデータの概況と、それに伴うストレージ製品の商機について解説した。

『計算機産品与流通』の余文編集長

 続いて、東芝クラウド&ソリューション社の胡安泰ストレージシステム推進部ストレージシステム営業技術担当が、「高速なデータ書込み、省スペース・省電力のフラッシュアレイストレージから、高速・大容量のストレージ階層化コントローラまで、ユーザー企業のさまざまなニーズに応える4機種を用意した」と、製品のラインアップを紹介した。「Toshiba Total Storage Platform」の販売目標は、3年間で売上高500億円。

東芝クラウド&ソリューション社の胡安泰ストレージシステム推進部ストレージシステム営業技術担当

 セミナーの後半には、すでに中国で販売しているOCR製品「OCR S1500/S2500」をデモンストレーションを交えて紹介。瀋陽東芝東軟情報システムの毛海萌営業一部主管の説明に対して、参加した販社から多くの質問が寄せられ、中国での関心の高さをうかがわせた。(伊達和久)

瀋陽東芝東軟情報システムの毛海萌営業一部主管