TIS(桑野徹社長)は、5月14日、中国で展開するクラウドサービス「飛翔雲(フェイシャンユン)」に、新たにアドオンメニューとして「Schedule&Storage サービス」「Mail&Security サービス」「まるごと Web」の三つのサービスを追加したと発表した。

 「飛翔雲」は、TISが中国・天津市で運営するデータセンター(DC)から提供している中国国内向けのIaaS。中国現地のクラウドサービスに比べて情報漏えいやサービス停止などのリスクが少ないことや、中国全土からの高速アクセスを実現する8回線のBGP(ボーダ・ゲートウェイ・プロトコル)によるネットワーク環境などが評価され、金融機関や日本企業を含む外資系企業に採用されている。今回、中国事業の拡大に伴う複数拠点の設置や、従業員の増強などを行っている日系企業などからの要望を受け、サービスメニューを追加した。

 「Schedule&Storageサービス」は、スピードが求められる中国での業務情報の共有を目的に、スケジュール管理とファイル共有の機能を提供するクラウドサービス。複数拠点での情報共有が必要な企業や、出張などの移動が多いビジネス形態の企業が有効に活用できる。

 「Mail&Securityサービス」は、TISのDC内にユーザーの重要なメールデータを保管するメールサービス。申し込みから最短3営業日で利用することができる。

 「まるごと Web」は、「飛翔雲」上のウェブサイトの構築から運用までをワンストップで提供するサービス。自社でウェブサーバーなどの機器を調達・設定することなく、すみやかにウェブサイトを構築することができる。ウェブサイトのメンテナンスもTISが担当するので、専任の担当者は不要だ。

 TISは、中国に進出する日系企業やローカル企業をターゲットに、2015年度(16年3月期)末までに、サービスメニューを拡充した「飛翔雲」を新たに100社に納入することを目標に掲げる。(上海支局 真鍋武)