大塚商会(大塚裕司社長)の通販サービス「たのめーる」事業が好調だ。2014年度第1四半期(14年1~3月)の売上高は、前年同期比12.5%増の349億4600万円。前年同期比成長率は、13年度第1四半期に比べて約4倍の水準だ。消費増税前の駆け込み需要を狙ったキャンペーン施策などが功を奏した。4月には、通販カタログの最新版を発行。およそ1450点の商品を最大33.1%値下げする施策も打って、攻勢をかける。

遠藤百栄 次長
 「たのめーる」は1999年に開始して以来、一貫して増収。10年度に年間売上高が初めて1000億円を突破した。直近年度の13年度は1223億6700万円で、口座数は101万8939と初めて100万を超えた。13年度の売上高に占める「たのめーる」の比率は21.7%で、大塚商会の主力ビジネスに成長している。「たのめーる」で獲得した新規ユーザー企業に対して、IT機器や事務機、情報システムを提案し、顧客単価を上げるクロスセルの動きは、大塚商会の営業戦略の一つで、「『たのめーる』はドアノックツールとしても重要な存在になっている」(遠藤百栄・MRO事業部たのめーるマーケティング部次長)という。

西村正仁 次長
 2014年1~3月期は、消費増税前の駆け込み需要に備えて、倉庫の収容力を増強するなど商機を逃さないように、準備を進めていたという。4月以降も好調を維持するために、消費税引き上げの4月1日に合わせて最新カタログを発行。「消費税率8%での総額表示など、増税によるユーザーの混乱を防ぐように配慮して制作した」(西村正仁・MRO事業部商品企画部次長)。発行と同時に、PC関連の消耗品を中心に最大規模の値下げを開始したほか、低価格のプライベート商品を充実させ、テレビCMも放映。複数の販売促進施策を実行して、過去最高の売上高を狙う。(木村剛士)