NTTデータ(岩本敏男)と台湾の中華電信股〓(※)有限公司電信研究院(中華電信研究院、洪豐玉院長)は、ソフトウェアでネットワークを制御するSDN(Software-Defined Network)技術を、通信事業者のネットワークへ適用するために共同研究を開始した。

 中華電信研究院は、固定通信・移動通信を手がける台湾最大の通信事業者、中華電信傘下の研究機関。コスト削減やネットワークサービスの高度化など、通信事業者の課題を解決するSDNの活用について研究している。NTTデータは、2010年度(11年3月期)からSDNに関する研究開発・製品化に取り組んでおり、共同研究によって両者の知見を融合する。

 共同研究では、SDNを活用することで、ネットワークノードの集約や管理の一元化、負荷状況や契約グレードに応じた動的な経路制御・QoS制御などを行い、設備・運用コストの削減やネットワークの信頼性向上、サービス開通時間の短縮などを実現するソリューションを開発する。中華電信研究院は、通信事業者が実現すべきネットワークサービスの要件整理と、そのアプリケーション開発を担当し、NTTデータは、ネットワーク制御方式の詳細化とソフトウェアとしての実装を行う。将来は、成果物をまとめて国内外の通信事業者の商用ネットワークへ適用していく。(上海支局 真鍋武)

※〓……にんべんに「分」