アクロニス・ジャパン(村上督代表取締役)は、近くクラウドサービスの提供を開始する。同社が提供している各製品を、ユーザー企業が自由に組み合わせて使うことができ、複数の機能を搭載した製品のように使うことができる技術「Acronis AnyData Engine」によって、各製品をコンポーネントとしてクラウド上で提供することにした。

ロラン・デドニ
プレジデント
 独自技術の「Acronis AnyData Engine」は、バックアップ製品の「Acronis Backup」シリーズや、セキュアな環境でコンテンツにアクセス・同期・共有することができる「Acronis Access」シリーズなど、同社が提供している製品をユーザー企業がシステム環境を問わずに使うことができるもの。他社が提供している製品のなかには、バージョンによって操作性が異なるというケースがあるが、アクロニスの製品は共通のユーザーインターフェースで使うことができる。そのため、一つの製品を導入すれば、ほかの製品も同じように操作できる。使い勝手のよさを売りにクラウド上で提供することに踏み切った。日本市場では、早ければ今年後半にクラウドサービスの提供に着手する。

 従来、アクロニスはライセンス販売を主体にしていた。米国本社でワールドワイドのセールスとマーケティングを担当するロラン・デドニ プレジデントは、「ライセンス販売とクラウドサービスの両輪で、ユーザー企業の規模や業種を問わずにアプローチすることができるので、ビジネスの幅が広がる」としている。クラウドサービスの販路については、ライセンス販売と同様にディストリビュータを1次販売代理店に据えて提供する計画。デドニ プレジデントは、「販売パートナーにとっては、商材が増えることになる。日本市場で成長することは間違いない」と自信をみせている。(佐相彰彦)