東芝ソリューション(錦織弘信社長)は、7月3日、山万(嶋田哲夫社長)と共同で、千葉県佐倉市のユーカリが丘周辺地区に、健康な高齢者(健康シニア)や離れて暮らす子世代に向けて、ICTを活用した「シニア向け在宅サービス:大人の自由時間」を10月に提供すると発表した。一部モニターには、8月からサービスを提供する。

 山万は、1971年にユーカリが丘の開発に着手。「誰もが安心して住み続けることができる街」を目指して、分譲住宅や商業施設、鉄道・ネットワークインフラなどのハード面だけでなく、生活をサポートするサービスの提供など、子育て世代から高齢者まで、地域住民に密着したハード・ソフト両面のサービス展開を計画的に進めている。

 今回、「福祉の街・快適な街・楽しむ街」をコンセプトとして、ユーカリが丘地区の「街づくり」を実現するために、ヘルスケア&ライフケアサービスで東芝ソリューションと連携し、「大人の自由時間」を活用した新サービスを地域密着型で展開する。

 「大人の自由時間」は、健康シニアや離れて暮らす子世代を対象に、「安心」「健康」「便利」「楽しみ」を提供するサービスで、ユーカリが丘地区の生活を充実させていく生活基盤を拡張。とくに、「ユーカリが丘アプリ」との連携によって、地区で提供されるサービスを活用する窓口として利用できるようになる。

 コミュニケーションでは、タブレット端末利用状況や登録した健康情報、服薬の記録状況など、子供家族が親の生活状況や健康状態をいつでも把握できるサービスを提供。テレビ電話や手書きメールなど、簡単でわかりやすいツールを提供することで、家族やシニア間のコミュニケーションを活性化する。

 健康管理では、Bluetoothに対応した健康機器と連携し、血圧や脈拍、体重などの健康データを手間なく自動的に、安全な健康管理サーバーに記録するサービスを提供。設定した服薬時間になると知らせることで、薬の飲み忘れを防ぐ。

 「ユーカリが丘アプリ」は、ユーカリが丘周辺地区の加盟店・施設(約150施設)のサービス・お得情報などを住民・利用者に提供するサービス。エンタテインメントや旅行など、ユーカリが丘地区や業界大手企業との連携によって、最新のコンテンツやサービス・商品を紹介する。

 東芝グループは、「シニア向け在宅サービス:大人の自由時間」を東芝グループのヘルスケア事業の一端を担うサービスとして展開。山万は、地元企業と連携しながらサービスを拡大していく。将来は、スマートコミュニティを絡め「エネルギー+ICT+人」など、生活全般の支援と、すべての世代に向けたライフケアサービスの提供を目指す。