NPO法人システムイニシアティブ協会(SIA、木内里美・代表幹事)は、東京・港区の青山ダイヤモンドホールで、これまで月例で実施してきた40回の事例研究会で好評だった講師を招き、初の大型カンファレンス「システムイニシアティブ2014~ユーザー主体のパートナーシップがビジネスを成長される~」を、8月29日に開催する。参加は無料で、事前登録制。BCNなどが協賛する。

 企業ユーザー自身がシステム開発の主体性を取り戻す趣旨で始めたユーザー起点の団体、SIAは、大成建設のCIO(最高情報責任者)だった代表幹事の木内氏が2011年2月に設立。現在、法人正会員26社、個人正会員12人、準会員451人が加盟している。

 カンファレンスは、11年4月からシステムイニシアティブ実践企業の事例研究会を月例で開催し、今年7月で40回に達したことを記念して開催。40回目には、元小松製作所社長の安崎暁氏が、1995年当時に「IT武装化」を推進した経緯を語った。こうした著名人のなかでも人気の高かった講師に再登場してもらい、さらにITベンダーとユーザーのパートナーシップに関する発表も行う予定だ。

 基調講演では、創業90年を越す老舗旅館、神奈川県鶴巻温泉・元湯陣屋の宮崎富夫社長が、「旅館にとって本当に必要なITとは何か」と題してIT導入の経緯などを語る。この後、二つのセッションに分かれ、ユーザー企業とITベンダーによる8セッションを予定。木内代表幹事は、「SIAの3年半にわたる活動を凝縮したイベント。多くのユーザー企業とITベンダーが一堂に会する貴重な機会だ。ユーザー企業が自社システム開発を主体的に行うことの重要性と成功の勘どころがわかる。ぜひ参加していただきたい」と呼びかける。

 宮崎富夫社長以外の講師陣は、ふくおかフィナンシャルグループの河崎幸徳・経営企画部長、積水化学工業の寺嶋一郎・情報システムグループ長、カブドットコム証券の齋藤正勝社長、東急ハンズの長谷川秀樹・執行役員、インフォテリアの油野達也・常務執行役員、ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所の當仲寛哲所長、ウイングアーク1stの久我温紀・ダイレクトアカウントセールス部長、オープンストリームの小泉裕司・営業部マネージャー(登壇順)。(谷畑良胤)