セールスフォース・ドットコム(小出伸一会長兼CEO)は、8月25日、佐賀県庁が「イノベーション“さが”プロジェクト」で実施する「次期電子県庁システムに係る調査・研究」について、農業分野でセールスフォース・ドットコムと共同研究を開始したと発表した。

 共同研究では、セールスフォース・ドットコムのモバイルカスタマープラットフォーム「Salesforce1」上に構築したサンビット(中野健次社長)が開発した農業支援アプリケーションの試用・効果検証を行い、佐賀県の農業の発展・継承を目指す。

 「イノベーション“さが”プロジェクト」は、公共サービスの質の維持向上と経費の節減を図ることを目的として、県が民間や団体などとの共同研究を実施し、県の行政実務に関する「知識・経験」と民間などの「創意・工夫」を合わせることで“新しいサービスのあり方を創造するプロジェクト。

 共同研究は、最新のモバイル、ソーシャル、クラウド技術を最大限に活用し、将来の農業の発展を目指す取り組みの一環として実施。パートナーとして、モバイルカスタマープラットフォーム「Salesforce1」を提供するセールスフォース・ドットコムとサンビットが選ばれた。

 サンビットが開発したアプリケーションは、農業者に情報提供と指導を行う普及指導員のナレッジ共有を促進することで、農業者からの相談に対して指導員がどこからでもすばやく質の高い回答を返信。クラウド上で一括管理し、蓄積された情報とナレッジを、今後の農業の発展と継承への取り組みに役立てる。

 共同研究は、7月15日にトライアルを開始し、8月末まで実施した後、10月以降に研究結果を発表する。