日本コンピューター・システム(NCS)とアクセスは、8月1日付で統合し、新会社「NCS&A」として営業を開始した。NCSの代表取締役社長だった松木謙吾氏が、新会社でも代表取締役社長を務める。新会社がビジネス拡大の主戦場と位置づけるのは、金融分野だ。

松木謙吾
社長
 NCSとアクセスは、ともに関西を拠点とする独立系のSIerとして事業展開してきた。NCSは、NECからの受託開発と中堅・中小企業を中心とする独自案件が中心だった。官公庁、金融、製造、流通サービスといった幅広い分野の顧客基盤をもち、「業種ごとの業務プロセスを踏まえたシステム開発ノウハウには絶対の自信をもっている」(松木社長)という。一方、アクセスは、金融、とくにノンバンク系の顧客が多く、IT資産の可視化技術という独自の技術を売りにしていて、シナジーが発揮できると両社の経営陣が判断したことから、統合の流れができたという。

 松木社長は、「マイナンバー(社会保障・税番号)制度への対応なども必須になる金融機関は、IT投資が増え、開発需要がかなり出てくる。アクセスの既存顧客のシステム開発受注を拡大するとともに、NCSの顧客に可視化ソリューションを提供することで、顧客の基盤は大きく広がる。NCSの業種業務ノウハウとアクセスの可視化ソリューションを融合し、成長につなげたい」と、展望を話す。(本多和幸)