日立システムズ(高橋直也社長)は、9月9日、大阪市天王寺区(水谷翔太区長)から、天王寺区の子育て支援事業「天王寺区子育てスタート応援券」に関する業務を受託し、事業に関する包括的なBPO(Business Process Outsourcing)サービスを提供すると発表した。行政区単位で子育て支援事業を実施するのは、天王寺区が全国で初の取り組みとなる。

 「天王寺区子育てスタート応援券」は、4月1日以降に出生した天王寺区に住民票を有する3か月児健康診査受診者をもつ家庭を対象に、子どもの体験・教育などの機会を提供するサービスや子どもを預かるサービス、産後の育児・家事支援など養育者を支援するサービス、任意予防接種に利用できるバウチャー(クーポン)。対象となる住民の交付申請書(ハガキ)による申請にもとづいて1万円分交付され、子どもが2歳の誕生日になるまで利用できる。

 天王寺区では、将来ビジョンにもとづいて推進している子育て支援事業の実施にあたって、事業の早期・円滑な実施を目的に事業を外部委託することを決定。公募型企画提案(プロポーザル)方式で入札を実施し、5月に実施した選定委員会の結果、日立システムズが受託した。これは、日立システムズの提案が、天王寺区子育てスタート応援事業の目的や趣旨を踏まえた基本的考え方を示しており、その実現のための具体的な方策や実施体制が実現可能で適切であること。事業効果が高いと考えられることから受託事業者として適当であると評価されたことによるもの。

 日立システムズは、事業受託事業者として、応援券の申請受付・発行に加え、本業のPRやガイドブックの作成、サービス登録事業者の管理まで一括して行っていく。また、天王寺区の子育て支援に関する先進的な取り組みを支援するとともに、業務運営の実績とノウハウを生かして、今後同様の取り組みをすると想定される他の自治体の業務支援にも積極的に取り組む。