一般財団法人東京大学出版会など、人文社会領域に強い出版社6社が、京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)の電子図書館プラットフォーム「BookLooper」を活用し、学術書の新刊を冊子体と電子書籍とのセットで大学・研究機関に販売するビジネスに乗り出した。

 参画するのは、東京大学出版会、慶應義塾大学出版会、勁草書房、みすず書房、有斐閣、吉川弘文館。KMSIの電子図書館プラットフォーム「BookLooper」と、丸善の電子書籍閲覧サービス「Maruzen eBook Library」を通じて、コンテンツ配信する。紙とデジタルを組み合わせたハイブリッドモデルで、成長している電子書籍市場の開拓に取り組む。

 9月12日、東京・大手町で開催した発表会見で、東京大学出版会の黒田拓也・専務理事は、「大学・研究機関を対象にしたサービスとしては日本初。2010年からコンテンツ配信の実験を行ってきた。これからは展開のフェーズに入りたい」と意気込みをみせた。(ゼンフ ミシャ)

東京大学出版会の黒田拓也・専務理事