日本マイクロソフト(樋口泰行社長)は、10月9日、「Microsoft Azure」の機能を強化し、企業内データのクラウド基盤を利用してシステムの復旧を容易にする「Microsoft Azure Site Recoveryサービス(ASR)」の提供を開始した。

 「ASR」は、「Windows Server 2012R2 Hyper-V」上の仮想マシンのディザスタリカバリ機能を実現する「Hyper-Vレプリカ」の複製先(セカンダリサイト)を、「Microsoft Azure」で提供するサービス。事業継続のディザスタリカバリシステムを構築するために必要となる複製先を、「Microsoft Azure」で実現することによって、ハードウェア、ソフトウェア、構築・運用にかかるコストを大幅に削減する。

 日々の運用では、複製元(プライマリサイト)の仮想マシンの初期複製後に更新情報のみを差分データとして転送するため、ネットワーク負荷を最小限に抑えるとともに、「Azure」の日本データセンターを利用することで、高速でのシステム切替え(フェールオバー・フェールバック)を実現する。

 「ASR」の提供開始に伴い、アセンテック、SCSK、NECフィールディング、NTTコムウェア、NTTデータ、NTTデータ先端技術、大塚商会、システムコンサルタント、ソフトバンク・テクノロジー、ティーケーネットサービス、デジタルテクノロジー、デル、日本ビジネスシステムズ、富士通、富士通パーソナルズ、富士通マーケティングの16社は、「ASR」を利用したディザスタリカバリサービスを順次提供する。

 また、アイ・オー・データ機器、バッファロー、ロジテックは、「Microsoft Azure」へのバックアップソフトウェアを同梱した「Windows Storage Server 2012R2」を搭載するNASアプライアンスを提供する。

 日本マイクロソフトは、これらパートナー企業各社との連携に加え、「ASR」をはじめとする「Microsoft Azure」のバックアップ機能を割引価格で利用できるキャンペーンなどを通じて、顧客の最新システムへの移行と事業継続計画(BCP)を支援していく。