日本マイクロソフト(樋口泰行社長)とフォースメディア(池田譲治社長)は、クラウドサービス「Windows Azure」と「QNAP Turbo NAS」シリーズの提供で協業した。フォースメディアが開発した「Turbo NAS」と「Azure」の連携モジュール「Azリモートレプリケーター(AzRR)」を活用して、クラウド上へのデータバックアップの需要に応えていく。

 今回の協業は、日本マイクロソフトにとって、「SMB(中堅・中小企業)の『Azure』導入を加速する」(パートナーセールス統括本部統括本部長の佐藤恭平業務執行役員)という狙いがある。日本マイクロソフトは、2014年上半期に「Azure」の国内データセンター(DC)を東日本と西日本の2拠点に開設する予定となっており、国内のクラウド環境上に業務システムのデータバックアップを望むユーザーを獲得しようとしている。しかし「Azure」は、大企業向けハイエンドストレージでは、マイクロソフトが12年10月に買収したStorSimpleの製品との連携に対応しているものの、SMB向けミドルクラスストレージでは、これまで連携製品がなかった。

 そこで、SMB向きミドルクラスNASとして「Turbo NAS」を販売しているフォースメディアと協業。フォースメディアは「AzRR」を開発して、「Turbo NAS」のデータを「Azure」上に簡単にバックアップ/リストアできるようにした。

 フォースメディアの池田社長は、「認知度が高く、ユーザーの信頼も厚い日本マイクロソフトと協業することで、『Turbo NAS』のブランド力が高まり、拡販しやすくなる」と協業の意義を語る。

 今後、SMBに対しては、フォースメディアの販売パートナーと日本マイクロソフトが連携して、「Turbo NAS」シリーズと「Azure」を組み合わせて販売していく。また、建設業や小売業など、多拠点にNASを設置して、バックアップはクラウド上に保存して一元管理したいという大手企業に対しては、両社が連携しながらハイタッチ営業で拡販する。(真鍋武)

日本マイクロソフトパートナーセールス統括本部統括本部長の佐藤恭平業務執行役員(左)とフォースメディアの池田譲治社長