エス・アンド・アイ(藤本司郎社長)は、シンクライアント端末「ThinBoot ZERO」のラインアップに、NTTドコモのLTEによる高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」のモジュールを内蔵した10インチサイズのタブレット端末モデル「ThinBoot ZERO Tablet with LTE」を発売した。

 「ThinBoot ZERO」は、レノボ・ジャパン(ロードリック・ラピン社長)からハードウェアの供給を受け、シンクライアント専用端末として開発した製品。PCのデスクトップを仮想化し、シンクライアント環境に移行する際に、使い慣れたレノボ製PCをシンクライアント端末として利用できるほか、ノート型やデスクトップ型、タブレット端末型など、法人ユーザーのさまざまな用途に応じて選べる豊富なラインアップを揃える。2011年7月の発売以来、すでに4万台を超える実績がある。

 LTEモジュール内蔵モデル「ThinBoot ZERO Tablet with LTE」は、シンクライアント環境に接続する際に、NTTドコモの高速通信LTEサービス「Xi」の回線を利用できる。モバイルルータなどの周辺機器を別途用意する必要はない。NTTドコモが提供するVPNサービスの同時利用によって、インターネットを経由しない閉域網で、外出先からでも直接社内のシンクライアント環境にセキュアに接続できるようになる。

 端末にデータを保存することができないシンクライアント端末は、情報漏えい対策の観点で高く評価されているが、「ThinBoot ZERO with LTE」を用いて外出先からXi回線で社内のシンクライアント環境に接続することで、より高いレベルの機密情報に安全にアクセスできる。

 「ThinBoot ZERO Tablet with LTE」は、レノボが提供するタブレット端末「ThinkPad 10」がベースモデルで、起動OSにWindows Embedded 8.1 Industryを採用。「ThinkPad 10」がもつ処理能力の高さや、わずか610gという軽量ボディ、約10時間使用できるバッテリなどの特徴はそのままに、ウルトラブックキーボード(オプション)をはじめとする周辺機器を豊富に取り揃え、外出先でもオフィスと変わらない環境で業務ができる。価格はオープン。