データ・アプリケーション(DAL、橋本慶太社長)は、Webブラウザ画面で、流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)対応の電子商取引を可能にする小売業向け流通BMS対応Web-EDIテンプレートを、3月2日に発売した。

 流通BMS対応Web-EDIテンプレートは、発注から支払いまでの小売業の取引業務アプリケーションをパッケージ化し、流通BMSの主要6メッセージ(発注、出荷、受領、返品、請求、支払い)に対応している。データ項目の定義、セット方法などは、所定のメッセージ別項目一覧、運用ガイドラインに準拠しており、流通BMSの規約に則ってWebベースで取引データをやりとりできるWeb-EDIを容易に構築できる。

 卸・メーカーなどの取引先は、パソコンとインターネット接続環境があれば流通BMSに対応した電子商取引が可能で、発注状況確認や出荷データ入力、伝票印刷などがマウス操作だけで行うことができるなど、システムの専任担当者でなくても容易に運用が可能。また、受注・出荷データなどの一括処理機能や、ピッキングリストなどの各種帳票出力、手書き伝票処理用のマスタ登録など、出荷業務を支援するさまざまな機能を提供している。

 流通BMS対応Web-EDIテンプレートは、Web-EDIシステムを容易に構築できるWeb-EDIシステム基盤ソフトウェア「ACMS WebFramer」のオプション製品となる。ACMS WebFramerは、取引のWebサイトにログインするためのID・パスワードやセキュリティなどを管理するユーザー管理機能や、業務管理者や業務担当者のアクセス状況を記録する業務ログ管理機能などを装備したWeb-EDIシステムを短期間で構築し、運用を容易にするためのシステム基盤。従来は、ACMS WebFramer上で取引業務アプリケーションを、導入ユーザーまたはSI企業が個別に開発する必要があったが、流通BMS対応Web-EDIテンプレートは、流通BMSのメッセージ標準に準拠した取引に必要なWebアプリケーションを標準で提供する。

DALの流通BMS対応統合ソリューション概観図

 DALは、EDIパッケージ・ソフトウェアとして2つのB2Bサーバー製品「ACMS E2X」と「ACMS B2B」を提供しており、いずれも流通BMSの通信手順(JX手順、ebXML MS、EDIINT AS2)に対応している。小売・流通企業は、ACMS E2XまたはACMS B2B、ACMS WebFramer、流通BMS対応Web-EDIテンプレートの組み合わせにより、EDIからWeb-EDIまで、あらゆる規模の企業との取引を幅広くカバーする流通BMS対応統合EDIシステムを構築することが可能となる。

 また、この流通BMS対応の統合EDIシステムは、Amazon EC2やMicrosoft Azure、IBM SoftLayer、IIJ GIOなどのパブリッククラウドでも構築が可能で、さらに、Web-EDIシステム基盤ソフトウェアACMS WebFramerのもつ複数企業向けにWeb-EDI環境を構築できる「テナント管理機能」により、サービス事業者のシステムにも最適となっている。

 税別価格は500万円。