NTTソフトウェア(山田伸一社長)は、3月24日、聴覚障がいのある児童生徒の授業を支援する「こえみる」を、4月1日に発売すると発表した。

 「こえみる」は、聴覚障がいのある児童生徒のコミュニケーションでの情報保障を目的に、先生が話した言葉を高度な音声認識技術を用いてテキストに変換し、電子黒板やタブレット端末にリアルタイムに表示するシステム。従来、手話で伝えにくかった言葉を伝えやすくできるだけでなく、先生が話す言葉の電子化・保存により、パソコン・スマートフォンなどから、授業の振り返りを簡単に行うことができる。

横須賀市立ろう学校の実証研究で、「こえみる」を使って授業を行っている様子

 「こえみる」は、2014年度から文部科学省の研究開発事業の委託を受けており、小学部までしか対応していなかった辞書を中学部向けに拡充し、特別支援学校での授業中の先生の発話を用いたチューニングを実施することで、特別支援学校の小・中学部への利用の最適化を進めている。今後、NTTソフトウェアでは、この研究開発事業の成果を生かし、「こえみる」の改善を進め、実際の教育現場へと提供範囲を広げていく。

「こえみる」の利用画面

 税別価格は、月額1万2500円(1教室)。クラウド環境を使わず、自社にサーバーを設置するSI型も提供している。その際には、「音声認識サーバー」と「管理・閲覧サーバー」が必要となる。

こえみる概要図