日立製作所(日立、東原敏昭社長兼COO)は、インメモリプラットフォームのSAP HANAと、日立の最新のブレードサーバーやストレージを組み合わせた統合プラットフォーム「Hitachi Unified Compute Platform for SAP HANA(UCP for SAP HANA)」の新製品を、5月8日に全世界で発売した。5月29日に出荷を開始する。

UCP for SAP HANA

 UCP for SAP HANAは、最新のインテルXeonプロセッサを搭載したハイエンドブレードサーバー「BS2500」の新製品や、4月に発表した「Hitachi Virtual Storage Platform」のミッドレンジモデルなど、基幹業務に必要な信頼性を備えた最新のハードウェアと SAP HANAを組み合わせ、事前検証を済ませた構成で提供するもの。これにより、ビッグデータの高速分析を行うSAP HANA環境を迅速・容易に導入でき、企業のさまざまな業務システムでのリアルタイムなデータ活用を促進する。

ハイエンドブレードサーバBS2500

 同製品は、プロセッサ数やメモリ容量をきめ細かく選択できるラインアップを取り揃え、スモールスタートからの導入でもビジネスの成長にあわせて柔軟にシステムを拡張することが可能。さらに、日立独自のサーバー論理分割機構「Virtage(バタージュ)」を適用したモデルでは、一つのハードウェアを独立性の高い論理区画(LPAR)に分割した複数のLPAR上で、SAP HANAシステムを構築できる。そのため、サービス事業者などは、SAP HANAシステムの導入・運用コストを削減するとともに、マルチテナント環境での安定したサービス水準の提供が可能となる。

 また、UCP for SAP HANAの核となるハイエンドブレードサーバー「BS2500」の新製品も同時に発売した。BS2500の高性能サーバーブレードでは、処理性能を従来プロセッサ比約1.2倍に向上する最新のインテルXeonプロセッサ E7-4800 v3/E7-8800 v3製品ファミリーを搭載するなどの強化を行った。税別価格は260万2000円から。

 なお、UCP for SAP HANAは、従来国内で「日立インメモリDBアプライアンス for SAP HANA」の名称で提供していたアプライアンス製品の後継となる。同製品では、グローバルで名称を統一し、国内外の企業へ積極的に展開していく。