阿里巴巴集団(アリババグル―プ)の阿里雲計算(Aliyun、胡曉明総裁)は、5月12日、ドバイのデベロッパーであるMeraas Holdingと提携契約を結んだ。提携に基づいて両者はドバイに合弁会社を設立し、MENA(中東・北アフリカ)地域の民間企業と政府機関に対してITサービスを提供していく。

 阿里雲計算は、今年3月、米シリコンバレーにデータセンター(DC)を開設し、北米地域でのクラウドサービス提供を開始している。今回のMENA地域への進出は、同社にとってグローバル2地域目の海外ビジネスとなる。合弁会社では、新たにTier-3レベルのDCを建設して、クラウドやビッグデータ関連のITサービスを提供していく方針。

 調査会社のIDCによると、2015年のMENA地域のICT市場規模は、前年比9%増の2700億米ドルに達する見込み。とくに、ドバイを含むアラブ首長国連邦(UAE)のDC市場は、2013~18年の年平均成長率(CAGR)が18%と急テンポで成長を遂げ、18年の市場規模は97億1800万米ドルに達するという。

 なお、阿里雲計算は、欧州や日本での事業展開も予定している。すでに欧州では、ドイツでのDC開設にあたって、現地の通信キャリアと交渉を進めているとの報道もある。(上海支局 真鍋武)