2013年6月にOSSとして公開された「Hatohol」は、OpenStackによるOSSクラウド環境の利用促進の実現に向け、さまざまな機能拡張が行われてきた。14年12月にリリースの「Hatohol 14.12」からは、OpenStack環境との連携機能が実装されている。ミラクル・リナックスでは、クラウド利用のメリットを最大限に引き出すには、複数のクラウド環境を統合的に集約、可視化し、効率よく適切な運用管理を行っていく必要があるという考えのもと、15年から「Hatohol」と他システムとの相互接続性を向上するインターフェース「HAPI(Hatohol Arm Plugin Interface)」の開発に着手した。