【上海発】富士フイルム(中国)投資(太田雅弘総裁)は、中国で工場設備の保全事業を開始する。6月をめどに、現地の日系製造業を主要ターゲットとして、保全情報システム「KARTEMIX」などを提供していく。

節能・設備保全事業
推進部
平木俊治
部長
 KARTEMIXは、富士フイルムが独自に開発した保全情報システムである。従来の保全情報システムは、設備の稼働時間を基に整備を行うTBM(時間基準保全)の考え方に則って、点検アラーム機能やカレンダー機能などを重要視していたが、KARTEMIXは、「稼働時間管理に加えて、設備の設計データや点検データ、過去の故障/整備履歴などの情報も一元的に管理できる」(節能・設備保全事業推進部の平木俊治部長)。これによって、個々の設備の状態や、故障時の生産に及ぼす影響度などを加味した総合的な保全活動を支援する。

 このほか、設備の老朽化に伴って現れる振動データを遠隔地から簡単に測定できる無線式振動データ収集システム「ROUNDCHECK」や、保全コンサルティング、保全人材の教育サービスなども提供する。(真鍋武)