セイコーエプソン(碓井稔社長)は、9月9日、大判インクジェットプリンタ「SureColor」の新製品として、新インクテクノロジ「UltraChrome HDXインク」搭載の10色顔料インクモデル「SC-P9050シリーズ」(B0プラス対応)と「SC-P7050シリーズ」(A1プラス対応)、「UltraChrome HDインク」搭載の8色顔料インクモデル「SC-P8050」(B0プラス対応)と「SC-P6050」(A1プラス対応)を、10月中旬に発売すると発表した。

「SC-P9050」/「SC-P8050」

 新製品のプリントヘッドには、「PrecisionCoreTFPプリントヘッド」を搭載。インクには、新インクテクノロジUltraChrome HDXインクとUltraChrome HDインクを搭載した。フォトブラックインクの顔料粒子量が、従来比約1.5倍に増量したことで、黒濃度が向上した。カラー印刷時には、より立体的な表現が可能になり、モノクロ印刷時では暗部の微妙な階調の変化を忠実に再現することができる。

 10色顔料インクモデルSC-P9050シリーズとSC-P7050シリーズでは、従来機のライトグレーインクを搭載したモデル「SC-P9050G」と「SC-P7050G」に加え、バイオレットインクを搭載したモデルSC-P9050VとSC-P7050Vを新たにラインアップした。とくに、バイオレットインクを搭載したモデルは、従来機と同様のグリーン、オレンジインク搭載によるグリーンからイエローへの色域拡大に加え、バイオレットインクの効果により、青から紫の色域がさらに拡大したことで、特色が求められるパッケージ(包装印刷物)プルーフ用途などの印刷業に適したモデルとなっている。

 8色顔料インクモデルSC-P8050とSC-P6050は、従来機「PX-H9000」と「PX-H7000」の機能はそのままに、8色顔料インクの新インクテクノロジUltraChrome HDインクを搭載した。黒濃度の向上は、カラー、モノクロ印刷の両方を重視する写真館などの写真プリント用途に、また、人物やみずみずしさを重視する百貨店などの高画質ポスターの印刷用途や、大学、専門学校などの研究発表会時のポスターやプレゼン用途などに適している。

 さらに、今回の新製品では新インクテクノロジ搭載に加え、印刷工程の効率化、安定した色再現性、利便性の向上を実現する新機能を搭載している。

 なお、インクカートリッジの容量として、従来の350ml、700mlに加え150mlを用意した。インクの色によって、3種類の容量を混在して使用することができるため、印刷のデザインによるインク消費のばらつきに対して、適した容量のインクを選択することができる。

 税別価格は、「SC-P9050V」が69万8000円、「SC-P9050G」が69万8000円、「SC-P7050V」が39万8000円、「SC-P7050G」が39万8000円、「SC-P8050」が59万8000円、「SC-P6050」が34万8000円。同社では、今後1年間で3000台の販売を予定している。