インテルは、9月17日、都内で小売・流通業界向けイベントである「インテル リテール・イノベーション・デイ 2015 東京」を開催した。イベントの冒頭では、「『インテル、はいってる』が可能にするイノベーション」をテーマに、江田社長が基調講演を行った。

インテルの江田麻季子社長

 江田社長は、インテルの新たなキーワードとして、「センシフィケーション(Sensi-fi-ca-tion)」という造語を紹介した。「これからは人間の五感の延長線上の技術が可能になるのでは」との考えから、そうした技術が可能になる世界を示した言葉だと説明。従来のマウスやキーボードを操作するなどの「人間がコンピュータに合わせて使う」ところから進化し、「(コンピュータに)触らずにジェスチャーで操作する」など、新たなコンピューティング体験の分野に注目しており、「引き続き投資していく」との方針を語った。

 リテール業界へ向けては、インテルのテクノロジーで貢献できることとして、4KやAR(拡張現実)などの最新のグラフィックスを使ったソリューションにより、リアル店舗への期待度を増せるような「顧客を魅了するユーザー体験」、店舗のデータをリアルタイムで集め、商品の充実などを図る「データにもとづく意思決定」、より多くのデータを取り入れることで、ITにかけるコスト削減のチャンスを見出す「運用管理コストの低減」、グループ会社のマカフィーによって、包括的なセキュリティのソリューションを提供する「セキュリティ対策/プライバシー保護」の4点を挙げた。

 ほかにも、江田社長は、絶え間ない技術開発によって、より新しいものに関する情報の提供ができることや、「インテル社内には、専属のリテールの事業開発に注力したグローバルな組織がある」として、「世界のいろいろなところでのケーススタディや、パートナーシップといったことを紹介できる」ことなど、インテルと協業するメリットを強調。「(インテルがこれまで)溜めた知見で、一緒に新しいビジネスのかたちをつくっていくことができる」と、参加企業へアピールした。