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SoftLayer Bluemix Summit 2015 ユーザーコミュニティ主催のカンファレンス エコシステムの拡大を目指す
2015/10/15 19:04
週刊BCN 2015年10月12日vol.1599掲載
北瀬公彦
クラウド
エバンジェリスト
北瀬エバンジェリストは、SoftLayerとBluemixのコミュニティが急成長している現状についても言及した。「SoftLayerのユーザーコミュニティは1年以上前に、Bluemixのコミュニティは今年の5月に立ち上がり、両製品のユーザーコミュニティのメンバー数は4000人を超えた。また、51社がイベントを支援してくれているし、セッションは半日で59も予定されていて、盛りだくさんの内容になっている。クラウドの最新情報に触れる機会でもあるので、実りある機会にしてほしい」として、参加者の積極的な行動を促した。
基調講演では、日本IBMの浦本直彦・東京ソフトウェア&システム開発研究所クラウド開発部長が、「IBM Bluemixの最新動向と今後の方向性」を解説した。
Bluemixは昨年6月に正式公開されたPaaSで、実行環境としてオープンソースのPaaSソフトウェア「Cloud Foundry」を採用している。IBMは、この「オープンなPaaS」を、クラウドビジネスを伸ばすためのキーテクノロジーと位置づけている。というのも、既存の有力なPaaSは基本的にプロプライエタリ(利用制限付)なサービスであるため、「ロックインのリスクを孕んでいて、ユーザー企業が大事なアプリケーションをPaaS上で組むことを躊躇する大きな要因になっていた」(IBM担当者)と考えているのだ。
浦本部長はBluemixを、「IBMの製品としては珍しく、短期間でさまざまなサービスを拡充している」と自己評価。具体的には、IoTソリューション向けのフルマネージド・サービス「Internet of Things Foundation」や、認知型コンピューティングシステムの「Watson」などをBluemix上で使えるように整備してきたことを紹介した。さらにBluemixが、こうしたサービスを手軽に活用して、ビジネスにイノベーションを起こすためのソリューションを開発できるプラットフォームであることを強調した。(本多和幸)
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