日本システムウエア(NSW、多田尚二社長)は、小売業向けにスピード経営を支援するIT統合ソリューション「Retail GADGET(リテール ガジェット)」を、10月26日に発売した。第一フェーズとして、アパレル、雑貨などの専門店、家電、家具、ホームセンター、ドラッグストアなどの専門量販店への提供を予定している。

 Retail GADGETは、本部、店舗、ネット販売、顧客管理の四つのシステムで構成され、専門店、専門量販店経営の販売計画策定から発注・仕入、売上・在庫管理、分析、顧客管理、顧客向けサービスまでをトータルにサポートするソリューション。各業務機能は共通データベースによってシームレスに連携し、業務の効率化と品質向上によるスピード経営を支援する。なお、顧客の店舗運営に必要な機能だけを選定して導入することも可能となっている。

「Retail GADGET」のシステム構成

 本部システムの「relacion(レラシオン)」は、ドリームゲートの製品で、専門小売店向けマーチャンダイジングシステム。計画から発注・仕入・売上の業務処理と、販売・在庫・分析までのマーチャンダイジング・サイクルをフルサポートする。

 店舗システムの「NSW-GADGET STORE(ガジェット ストア)」は、プラグイン・フレームワーク構造型POSパッケージ。NSWが30年以上、POS端末1万台以上の導入実績をもとに開発したもので、豊富な機能を標準装備し、売り上げ向上を実現する。また、「NSW-GADGET CUSTOMERS(ガジェット カスタマーズ)」は、商談支援パッケージで、タブレット端末を活用した売り場での接客サービス向上と商談の効率化を図る。

 ネット販売システムの「Creoss Plus(クレオス プラス)」は、CMS連動型ECクラウドサービス。導入期間の短縮、コスト削減を図るとともにプロモーション強化でEC運営を支援する。

 顧客管理システムの「NSW-GADGET CRM(ガジェット シーアールエム)」は、充実したマーケティング機能をもつCRMパッケージ。顧客・ポイント情報共有を実現し、オムニチャネル基盤を構築する。フュートレックから「Visionary」の提供を受けている。また、「ポスモバ」は、バックエンド機能の提供でモバイルアプリ開発をサポートするO2Oソリューション。会員属性や位置情報、ビーコンと連動し、プッシュ通知やクーポン配信などでスマートフォンによる来店・購買促進を支援する。

 NSWでは、同サービスについて今後3年間で約50億円の売上を計画している。今年度中に飲食業向け、スーパー向けなど幅広い業態向けにソリューションを拡充していく予定。