ニュース

レノボ・ジャパン 設立10周年、今後の戦略を語る キーワードは「共創」

2015/12/10 19:07

週刊BCN 2015年12月07日vol.1607掲載

 レノボ・ジャパン(留目真伸社長)は、設立10周年を迎えた。それを記念して、都内で事業説明会を開催、今後の事業戦略を明らかにした。

 はじめに、内藤在正副社長が「ThinkPad」開発の歴史と今後の取り組みについて説明。さらなる軽量化や薄型化、新しいディスプレイやソフトウェアなどの開発に取り組み、「われわれの開発部隊が、日本発のThinkPad開発部隊として今後も活躍していく」と、決意を語った。

 続いて、留目真伸社長が登壇。同社10年の歩みを振り返り、「これまで目指してきた、フラットでオープンな新しいグローバル企業のあり方というのは、ほぼ実現できたのではないか」と評価した。一方で、「日本では、パーソナルコンピューティングなどのIT活用が進んでいない」との課題を認識し、「すべての人が、コンピューティングパワーを常時使っていただけるような世の中をつくるため、“真の未来型企業”になる」ことを目指すと話した。

 今後の事業戦略として新たに「DREAM(Digital Revolution for Empowering All Mankind)構想」を発表。「ITを活用するデジタルライフを実現させるためのキーワードは“共創”。DREAM構想の実現のためには、ICT業界の発想を超えた新しいモノ・コトづくりが必要」であるとして、さまざまな人々とともにつくりあげていくとした。そうした共創プロジェクトの一環として、「Lenovo House」や、「SHIBUYA HALLOWEEN」など、ITを活用した取り組みを行ってきた。今後、PCやサーバーの提供だけでなく、自社を含めたライフスタイルやワークスタイルの変革などに挑戦し、未来型企業へ進化する方針だ。(前田幸慧)
  • 1

外部リンク

レノボ・ジャパン=http://www.lenovo.com/jp/ja/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>