ニュース

サービスマックス 日本市場に本格進出 クラウドでフィールドサービス支援

2015/12/24 15:11

週刊BCN 2015年12月21日vol.1609掲載

 フィールドサービス業務支援のクラウドサービスを提供するグローバル大手ベンダーの米サービスマックス(デービッド・ヤーノルドCEO)が、日本語版のサービス提供を始めた。

垣貫己代治
代表
 米本社の日本担当副社長も務める垣貫己代治・日本法人代表は、「現在のところ、手組みで自社開発したオンプレミスのフィールドサービス管理システムをリプレースする案件や引き合いがほとんどで、パッケージ化されたソリューションに対する投資は動いていない。クラウド型のフィールドサービスマネジメントシステム(FSM)は、IoTの広がりなどを背景に、少なくとも1000億円規模の潜在的な市場は存在する領域で、ブルーオーシャンとして大きなポテンシャルがある」と、日本市場でのビジネス拡大に自信をみせる。グローバルではすでに500社以上の導入実績があるが、国内では初年度50社への導入を目指す。将来的には、全社売上に対する日本市場での売上比率を「15%以上に高めたい」(垣貫代表)という。

 日本語版のリリースにあたって、ビジネス拡大のためのパートナー網も整備した。サービスマックスのクラウドサービスは、セールスフォース・ドットコム(SFDC)のプラットフォームを採用していることもあり、SFDCの有力パートナーであるテラスカイをはじめ、凸版印刷、パクテラ・テクノロジー・ジャパン、コムチュア、電通国際情報サービスがSIパートナーに名を連ねている。また、テクノロジーアライアンスパートナーとして、SFDCはもちろん、製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションベンダーのPTCなどとも連携している。ERP、CRM、PLMといった他の業務システムと連携した提案の拡大も見据え、パートナーの拡充に継続して取り組む方針だ。(本多和幸)
  • 1

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>