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日立マクセル、明るさ1万ルーメンで解像度WUXGAの最上位DLPプロジェクター

2016/04/20 19:11

 日立マクセル(千歳喜弘社長)は4月19日、高輝度・高画質表示を実現するDLPプロジェクター「9000シリーズ」の最上位機種として、明るさ1万ルーメン、解像度WUXGAの「CPーWU9100WJ」を5月に発売すると発表した。

 CPーWU9100WJは、ワイド画面で、さらに高輝度・高精細な画像を投写できる大ホール・大会議室向けの1チップDLPプロジェクター。プレゼンテーションなど明るい映像投写に適した「高輝度」用と、色再現性にすぐれた「高色彩」用の2種類のカラーホイールを内蔵している。リモコン操作によって、ランプを点灯した状態で容易に二つの切り替えができ、コンテンツや利用シーンに適した画質で映像を投写できる。

 光源には、2灯式ランプシステムを採用し、明るさ1万ルーメンの高輝度を実現。ランプは1灯のみの使用もできるため、長時間連続での使用はもとより、万が一、片方が消灯した場合も投写が途切れることがない。

 デジタル入力端子としては、HDBaseT×1系統、HDMI×2系統、DVIーD×1系統に加え、業務用映像機器で採用されているSDI端子を搭載している。同軸ケーブル1本で放送用カメラと接続し、最長約100mまで映像信号を受信できるなど、デジタル映像機器との接続性を強化している。

 また、独自技術の「HDCR(High Dynamic Contrast Range)」と「ACCENTUALIZER」を搭載し、画質と視認性の向上を図った。「HDCR」機能は、明るい室内で不鮮明になりがちな映像の暗い部分を見やすく補正する。「ACCENTUALIZER」機能は、画像を小領域ごとに補正する「局所コントラスト補正」を行うことで、陰影感・精細感・光沢感を強調し、より鮮明な画像を映すことができる。いずれも静止画・動画に対応し、画像の特徴を解析してリアルタイム処理を行う。

 さらに、湾曲した壁面への投写など設置環境に合わせた投写ニーズに対応する「エッジブレンディング機能」や「幾何学補正機能」、色相、彩度、輝度を色ごとに調整できる「カラーマネージメント機能」、プロジェクターの状態をリアルタイムに表示する「ステータスモニター」、レンズシフト・ズーム・フォーカスをリモコンなどから簡単に微調整できる「電動調整機構」など、「9000シリーズ」既存機種の機能も引き続き搭載している。

 価格はオープン。本体カラーは、ホワイトとブラックのモデルを用意している。製品本体の無償保証期間は3年間となる。
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外部リンク

日立マクセル=http://www.maxell.co.jp/