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日立システムズとMSC、美容室・サロン向けの「肌チェックサービス」

2015/04/01 18:59

 日立システムズ(髙橋直也社長)とマクセルスマートコミュニケーションズ(MSC、松岡建志社長)は、日立システムズが提供する美容室・サロン向け顧客管理・売上管理システム「Salon's Mate(サロンズメイト)」の新サービスとして、スマートフォンで撮影した肌の画像をもとに、顧客の肌状態をチェックできる「肌チェックサービス」を追加し、4月1日に発売した。

サービスの概要図

 日立システムズは、美容室・サロン向け顧客管理・売上管理システム「Salon's Mate」を12年10月から販売している。「Salon's Mate」は、美容室やサロンにとって重要な顧客管理をはじめ、売上管理・分析、販促などの機能を備え、美容室・サロンの運営に必要な業務全般を支援する。データ管理やバックアップ、高度なセキュリティ対策も施され、PC1台あたり月額9800円(税別)からと、手軽に利用できるクラウド型のシステムとなっている。

 MSCは、スマートフォンに装着する肌レンズ「Memoret(ミモレ)」で撮影した画像をもとに、肌の状態を判定する一般消費者向けのサービス「Hada more(ハダモア)」を13年12月に開始。独自のアルゴリズムにより、キメ・シミ・微シワ・毛穴・透明度・美白度の6項目と総合点を計測し、肌状態を数値で表示する。

 肌チェックサービスは、MSCのHada moreと連携して、日立システムズが提供するもので、数値化された顧客の肌状態を美容室・サロンのタブレット端末などで表示し、施術や物販、プロモーションなどに活用できる。美容室・サロンは、自身の顧客に対して同サービス用のMemoretを販売し、購入した顧客のユーザー情報を肌チェックサービスに登録する。顧客はMemoretを装着したスマートフォンを使って、自宅や来店時などに肌をチェックする。

 同サービスを導入することにより、各顧客の肌状態に基づいた高付加価値サービスの提供による競合店舗との差別化や、肌状態の見える化によるエステ業界全体のイメージアップ、集客増や販売増につながる効果的なマーケティング活動の実践などが可能となる。さらに、Salon'sMateと連動して使用することで、売上データとの連携、顧客情報の一元化はもとより、顧客の肌状態と売上の関係性、顧客ピックアップによる売上効果の把握など、より高度な顧客分析、販売施策の立案が可能となる。

 税別価格は、初期費が3万円、月額費が7800円から(顧客管理機能を含む)、肌レンズMemoretが1台9074円。同社では、肌チェックサービスを美容室・サロン向け顧客管理・売上管理システムSalon's Mateの新サービスとして、エステ部門を併設する美容室、エステティックサロン、化粧品訪問販売、化粧品サロン向けに拡販し、顧客拡大を目指す。
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外部リンク

日立システムズ=http://www.hitachi-systems.com/

マクセルスマートコミュニケーションズ=http://www.maxell-sc.co.jp/

「Salon's Mate」=http://www.hitachi-systems.com/solution/S0301/salonsmate/

「Hada more」=http://www.maxell-sc.co.jp/business/#section1