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OSK、統合業務パッケージ「SMILEシリーズ」の最新版

2016/05/18 19:12

 OSK(宇佐美愼治社長)は5月17日、法改正に強い統合業務パッケージの最新版「SMILE BS 2nd Edition Rel.5」と「SMILEes 2nd Edition Rel.3」を5月19日に発売すると発表した。

 「SMILEシリーズ」は、企業を取り巻く外部環境の変化に柔軟に対応し、業務負担の増加を最小限にするための支援機能を順次搭載している。今回の機能強化では、17年4月に予定されている消費税率の引き上げとともに軽減税率が施行された場合を想定した機能や、「個人番号」(マイナンバー)と同時に利用が開始されている「法人番号」への対応機能といった法改正への対応を行った。また、「販売」「会計」「人事給与」の3業務にわたって多くの機能を強化し、利便性をさらに高めている。

 「販売」では、国税庁が公表するWebーAPI機能を利用し、法人番号をもとに取引先名称や住所情報を取得できる機能を提供。また、受注・出荷時の消費税入力に対応する。これにより、受注残や未計上出荷額に消費税額を含めて与信チェックを行うことができるようになる。さらに、平成28年度税制改正大綱で平成29年4月から導入するとされている「区分記載請求書等保存方式」への対応を行い、いち早く軽減税率に向けた機能強化を行った。

 「会計」では、組織と部門構成を世代ごとに管理して、組織変更前の構成、部門名で帳票を出力できる。売り上げや仕入などの課税取引の発生額を、実際の取引金額(税込金額)で作表できるようになった。また、債権明細・債務明細のテキスト取込機能を提供。仕訳情報のない販売取引や経費取引のデータから間単に会計伝票の作成を行うことが可能となる。

 「人事給与」では、給与・賞与データの月別推移を、社員別・所属別・分類別などさまざまな集計要素から出力することが可能となった。集計要素ごとに、複数の給与項目の月別推移を確認できる「期間推移表」と、指定した一つの給与項目について、複数の集計要素を一覧で推移を確認できる「項目別期間推移表」の二つの帳票を、用途に応じて利用することができる。また、社員情報登録作業の効率化や入力漏れ防止のため、登録に必要な入力処理をパターン登録し、複数の入力処理を連続起動する機能を実現。さらに、光ディスクなど、または国税電子申請・納税システム(eーTax)や地方税ポータルシステム(eLTAX)で提出するための源泉徴収票(給与支払報告書)データについて、マイナンバー(個人番号)の出力に対応した。

 税別価格は、SMILE BS 2nd Edition Rel.5の販売が20万円から、会計が25万円から、人事給与が25万円から。SMILEes 2nd Edition Rel.3の基準情報(10クライアント付)が500万円から、販売が500万円、会計が250万円。
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外部リンク

OSK=http://www.kk-osk.co.jp/