エーティーワークス(伊東孝悦代表取締役)は、レイヤ7負荷分散機能を搭載したロードバランサ「Web Beagle 400/500/600」を発売した。Web Beagle 400および500はすでに提供開始済みで、同600は7月以降出荷の予定。

2台1組の冗長構成ながら低価格を実現

 「Web Beagle」シリーズは、同社主力製品の1/4Uサーバーに負荷分散ソフトウェアを搭載したアプライアンスで、きょう体の省スペース性を生かし、標準で2台1組の冗長構成となっているのが特徴。負荷分散に必要な機能にフォーカスすることで、47万4000円(税込・オンラインストア価格)からという低価格を実現した。

 IPアドレスやポート番号にもとづいて処理を行うレイヤ4負荷分散機能はそのままに、従来製品と同価格帯ながら新たにレイヤ7レベルの負荷分散機能を搭載した。営業部の茨木康之・主任は、「cookieやURIによるセッション維持が可能になったことで、接続元IPアドレスが頻繁に変化する携帯電話回線などからのアクセスにも対応できる」と説明。スマートフォン向けのサービスやウェブサイトを提供するサーバーでも負荷分散が可能になる。また、トラフィック状況などをグラフィカルに表示する可視化機能を搭載した。

 上位製品のWeb Beagle 600ではネットワークポートを2ポート追加して計4ポートとした。「WAN側・LAN側の両方で、ボンディングにネットワークの冗長化に対応した。スイッチやケーブルの障害時も通信断がなくサービスを継続できる」(プロダクト開発本部の阿部道明・副本部長)

阿部道明・副本部長(右)と茨木康之・主任

 エーティーワークスでは新製品3機種の投入により、ロードバランサの売り上げを前年比1.5倍以上に引き上げていく考えだ。(日高 彰)