企業システムの中核を担うデータベースやミドルウェアなどを開発する日本ティーマックスソフト(佐藤成徳社長)は、レガシーシステムのマイグレーションや、大容量データの迅速処理に関する製品の販売を強化している。基幹系など大型システムをビッグバン導入する企業が減り、移行期間を短期間で安価にしたいニーズの高まりを受け、製品ラインアップを拡充するなど販売を本格化している。

 同社は、韓国ベンダーの日本法人として2000年7月に設立。主力製品は、リホスト・ソリューション「Tmax OpenFrame」で、メインフレームなどレガシーシステムのIT資産をオープン環境に移行する期間を最大で従来の2分の1に短縮でき、コストを大幅に低減できる。OpenFrameは、メインフレームのアプリケーションやプロセス、データを抽出して柔軟なオープン環境へのマイグレーションを実現する。

佐藤成徳
社長
 佐藤社長は、OpenFrameの導入企業が最近増えていることについて、「次世代のIT環境にするため、将来を見据え既存システム全体の再構築を検討していたり、メインフレームの更新時期がきている企業も多い。メインフレームにあるアプリケーションのソースコードがわからなくなり、メンテナンスができない企業がある」と、話す。

 また、同社は昨年、RDBMSソフトウェア「Tibero 6」を9月に、Tiberoをベースに大容量データを迅速な処理とシステム安定性を提供するミドルウェア「ZetaData3」を12月に、それぞれの提供を開始した。

 Tibero 6は、日本オラクルが今年1月、「Oracle Database」のライセンス体系を変更して「Standard Edition One(SE1)」を廃止しSE2に一本化したことを受け、費用増を懸念する顧客に提供を本格化する。(谷畑良胤)