デジタル地図サービスを手がける独HEREは、中国インターネットサービス大手の騰訊(テンセント)および四維図新(NavInfo)と戦略提携した。これをもとに、中国市場向けサービスの開発を推進する。

 HEREは、グローバル約200国でデジタル地図サービスを提供している企業。今回の戦略提携にもとづき、中国に四維図新と出資比率5:5の合弁企業を設立し、中国などグローバルの各産業に対してサービスを展開する。具体的には、四維図新の資産を活用し、HEREの車載システム開発支援用SDK「Auto SDK」を中国市場向けの固有の要件に対応させるほか、自動運転車向けのデジタル地図・位置情報サービスの開発で協力。さらに、合弁会社を通じてHEREのIoTソリューションを中国市場で拡販する。

 一方、テンセントは、自社サービスにHEREのデジタル地図サービスと位置情報プラットフォームを活用する。両者はサービス向上で協力するほか、新サービスや技術の開発も共同で推進する方針だ。

 なお、テンセントと四維図新は、シンガポール政府投資公社(GIC)と共同で、HEREの株式10%を取得する。(真鍋 武)