京セラコミュニケーションシステム(KCCS、黒瀬善仁社長)は1月26日、広告配信サービス「KANADE DSP」で人工知能エンジンに搭載した新ロジックにより、広告費用に対する売上効果(ROAS)の自動最適化機能を強化したと発表した。

 これまでディスプレイ広告の効果指標としては、広告配信のクリック単価(CPC)やコンバージョン単価(CPA)などの広告指標が一般的だった。しかし、デジタルマーケティングの重要性の高まりから、より直接的に費用対効果を示す指標が求められており、通販や旅行などのサイトを展開するクライアントでは、ROASをより大きくすることが広告キャンペーンを実施するうえで重要な目標となっている。

 これに対してKANADE DSPでは「『この人は、どの商品』を購入するか」といった購買傾向の予測と、「『どの人が』『いつ』商品を購入するか」というターゲットや購買時期の予測を組み合わせ、消費者の予想される購入金額に応じた広告予算を割り当てることで、ROASの最適化を図っている。今回、人工知能エンジンに搭載した新ロジックは、購買傾向の予測精度を向上させるもので、KANADE DSPでのROASの自動最適化機能を強化した。

 新ロジックの適用により、通販や旅行などのサイトではROASの大幅改善が確認できており、旅行商品の広告配信では従来比で144%(同社調べ)となるなど高い効果が得られているという。同社では、今後もKANANDE DSPの人工知能エンジンの強化を継続し、さらに費用対効果の高い広告配信の実現を目指していく。