理経(猪坂哲社長)は2月15日、埼玉県鴻巣市が主催した総合防災訓練の実施に協力したと発表した。

 埼玉県鴻巣市は、地震による大規模災害を想定し、市・防災関係機関をはじめ地元の自治会や自主防災組織の人々、地域住民と連携して災害対応活動ができる体験型訓練を行うなど実践的な総合防災訓練を実施している。2月4日には震度5強の地震を想定して、1300人規模の防災訓練を実施した。

 今回理経は、フラワーコミュニティ放送協力のもと、火災現場からの避難を擬似的に体験できる自社開発の「避難体験VR」を機材提供し、参加者の防災意識の向上や、避難時に必要な観点からの学習に協力した。避難体験VRでは、VR(バーチャルリアリティ)という特性を生かし、実際の火災現場と同じ黒煙が渦巻く現場から避難を行う擬似体験が可能。火災の恐怖に対する理解を促すとともに、避難時のポイントを体験型で学習することができる。

 同社では、埼玉県鴻巣市の防災訓練への協力を契機として、今後は防災分野で支援している自治体を中心にVRを活用した防災訓練の輪をさらに広げていく。また、避難訓練だけでなく、消火訓練や煙ハウス体験のVR化など、消防・防災分野の全般にわたったシステム開発も行っていく方針。防災訓練のVR化という取り組みを通じて、より多くの人が身近に防災訓練を行える環境を作ることを目指す。