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OKIの中期経営計画2019、プリンタなど主力事業の立て直しに照準

2017/06/01 17:10

 沖電気工業(OKI)は5月26日、経営説明会を開催し、鎌上信也代表取締役社長が2017年~19年度の「中期経営計画2019」の骨子を説明した。主力の情報通信事業、メカトロシステム事業で収益力を高め、19年度の売上高5000億円、営業利益率6%、営業利益300億円、自己資本比率30%以上を目指す。


経営計画を説明する鎌上社長

 中期経営計画2019の位置づけについて、鎌上社長は「安定して収益確保のできる会社の実現のための基盤づくり」と説明。情報通信事業では社会インフラ市場での安定収益確保と新規事業の創出に取り組むことで、ベースラインを確保しつつ苦戦しているメカトロ事業とプリンタ事業は立て直しを図る。

 具体的には、メカトロ事業では商品の拡販で成長を促進し、プリンタ事業ではニッチ戦略への転換と会社機能の軽量化で安定収益化を目指す。このほか、EMS事業では、市場トレンドを捉えた新市場開拓とM&Aでさらなる成長を目指す。
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外部リンク

沖電気工業=http://www.oki.com/jp/