
ITOCが県内企業を支援する
藤井基礎設計事務所と手掛けた雨量・水位センサの実証実験で使用されている開発言語「mruby/c」は、ITOCと九州工業大学で共同研究開発を行っているという。従来のRubyより軽量で動くRuby(mruby)と比べ、大幅な小型化と省電力を実現。しまねソフト研究開発センターの太田敬二主任は「今回の実証実験は河川で行っているが、そもそも作業現場は電源が確保できない場所が多い。リリースして間がないため、事例は少ないが、省電力であり乾電池で動くmruby/cはIoT時代のデバイスに組み込みやすい言語となっている。mruby/cの普及を実現させることで、IoTから地域の課題を解決したい」と、島根発のmruby/cが目指す世界を語った。

mruby/cは乾電池で動くほどの省電力を実現