【上海発】日本の地方発ITベンチャーが、中国市場に目を向け始めた。11月28日、上海で「福岡ITピッチイベント&交流会」が開催された。この日のために福岡のITベンチャー5社が訪中し、自社の特徴やサービスを紹介したほか、個別商談や交流会を行った。

201712121809_1.jpg
福岡のITベンチャーと中国のITビジネス関係者が交流した

 今回、参加した福岡のITベンチャーは、グローバルネクスト、キャンディ、イマチュウ、グローカルネット、SEREALの5社。SEREALは、福岡のスタートアップを中心に、スマートフォンアプリやウェブサービスのUI/UXデザイン開発サービスを提供している企業。自社で多くの人員を抱えず、プロジェクトベースで最適なデザイナーを外部からアサインする方式を採用し、納品ごとではなく、タイムチャージ制で料金を徴収するビジネスモデルをとっている。イベントでは、安藤誠寛代表が、「スタートアップのスピード感に合わせた要件の変更に対応できる」と自社の強みをアピールした。

 福岡のITベンチャーにとって今回の訪中は、中国の状況を肌で感じるとともに、現地の投資家や企業との接触を通して、新たなビジネスチャンスを探ることが狙い。グローバルネクストの岡伸太郎代表取締役は、「いいパートナーと手を組むことができれば、上海でも事業を展開したい」と意欲を示した。(真鍋 武)