ネットワールド(森田晶一社長)は4月3日、日本道路(久松博三社長)が、全国の拠点や建設現場で稼働する約2500台のPCの業務データ保護に、ネットワールドが提供するDell EMC製データ保護ソリューション「Dell EMC Avamar(Avamar)」と「Dell EMC Data Domain(Data Domain)」を採用し、2017年7月に本格稼働したと発表した。

 日本道路は、道路建設/道路舗装をはじめ、スポーツ施設向けの人工芝/合成樹脂系舗装や公園/遊歩道向けの景観舗装など幅広い領域で事業を展開している。埃や塵の多い現場では、PCの内蔵HDDが障害を起こすことがあり、多額の費用を払ってデータサルベージ会社に復旧を依頼していた。さらに最近では、年々深刻化するサイバー攻撃への対応も大きな課題となり、現場PCのデータを本社側でバックアップできる環境の整備に着手した。

 同社が担当する数百か所規模の工事現場で稼働するPCの数は約2500台にのぼり、加えて、光/ケーブルTV回線はもとより、ADSLさえも引かれていないような現場もあった。さらに、すべての現場にIT要員がいるわけではなく、社員が特別に意識しなくても自動的にバックアップが行えるような仕組みが求められた。

 そこで今回、大量のクライアントPCのバックアップをできるだけ簡単・効率的に行うために、リコージャパンの導入実績も豊富なAvamarとDataDomainの組み合わせがベストと判断した。Avamarは、独自のグローバル重複排除機能を備えており、クライアント側で重複排除を行った上でユニークなデータだけを転送するため、十分な回線帯域が確保できない環境でも、確実なバックアップを行うことが可能。また、Data Domainとの連携を行うことで、バックアップデータの効率的な保管や運用管理の一元化も実現した。

 なお、システムの導入・構築は、同社のグループ企業でIT担当のエヌディーリース・システム(兼子知之社長)と、ITパートナーのリコージャパン(坂主智弘社長執行役員CEO)が担当。システムの提案・構築にあたっては、ネットワールドの情報提供や技術支援が高く評価された。建設業でも業務のIT化が加速するなか、日本道路は、さらなるシステム改善への取り組みを計画しており、今後も各社の協力による支援に期待を寄せている。