日本システムウエア(NSW、多田尚二社長)は、IoTセンサとLPWAを活用したエッジAIソリューションにより、会議室の利用状況を可視化するモニタリングシステムを5月7日に発売した。

 今回のモニタリングシステムは、エッジデバイス内でデータ分析を行うエッジAIソリューションを活用し、入退室状況の把握だけでなく温湿度や照度、音圧などを測定するIoTセンサから収集したデータをもとに作成した独自アルゴリズムによって、会議室の雰囲気や活性度といった環境情報も可視化する。また、入退室状況の切り替えの際に特別な操作が必要ないため、予約をして実際に会議室を利用しない空予約だけでなく、予約せずに会議室を利用する無断利用の実態もセンサデータから検出できる。

 システムの構成は、会議室内に同社の組み込みソフトウェア型評価パッケージ「Edge Device Controller」を搭載したエッジデバイスと数種類のIoTセンサを設置し、BLEやEnOceanなどの無線通信技術により個室単位での環境情報を可視化する。さらに、エッジデバイスとLPWA(Low Power Wide Area)を連携させることで、LPWAの送受信が可能な数km範囲内の拠点間の会議室情報であれば、通信回線を使わずに送受信することができる。

 今後、NSWでは利用するIoTセンサの数や種類を調整することにより、会議室以外の個室環境や地域間でのデータの集約に展開し、さまざまな企業の業務効率化を支援していく考え。