ミツイワ(羅本礼二社長)は4月17日、スペインのIT企業であるSALTO SYSTEMS(サルトシステムズ)と日本国内における販売代理店契約を結んだ。これを受けて、ドア開閉の電子制御ソリューションを販売していく。

201805111757_3.jpg

SALTO SYSTEMS
マーク・ハンドル
CSMO

 サルトシステムズは、2001年に設立したスペインのIT企業。オフィスや商業施設、ホテル、学校、病院、住宅などにアクセス制御ソリューションを提供しており、これまでグローバルで約90か国で200万ドア以上の販売実績を有する。海外売上高は95%に達しており、同社のマーク・ハンドルCSMO(Chief Sales Marketing Officer)によれば、米IHSの2017年調査で世界シェア2位を獲得したという。

 同社のソリューションは、電子ドアロック、周辺機器、ソフトウェアをワイヤレスで接続して開閉を制御する仕組み。配線工事は不要だ。物理的な鍵ではなく、IDカードや電子キータグを利用するので、管理者が付与した権限に応じて、複数のドアを開閉できる。これらを紛失した際にも、権限を変更して新たなものを割り当てればよいので、セキュリティ面の信頼性は高い。管理画面上では、どの建物のどの場所に、誰がいつ入退室したかを把握することが可能。また、電子ドアロックは、既存のドアキー上に特殊なシリンダーをはめこむことで、そのまま使用することもできる。

 今回、ミツイワが日本国内で扱うのは、サーバー型の「SALTO XS4」とクラウド型の「SALTO KS」。同社のセキュリティブランド「Mitsuiwa Security Direction/フィジカルセキュリティシリーズ」の新たなラインアップとして提供する。クラウド版では、インターネットを通じて、不在時の突然の訪問客や搬入業者に対して、遠隔地からリモートでドア開けることができる。
 
201805111757_4.jpg

羅本礼二
社長

 ミツイワでは、2商材を日本市場向けにローカライズし、監視カメラなどとの連携ソリューションとして提供。東京五輪が開催される2020年に向けて、物理的なセキュリティレベルを強化したい既存施設をターゲットに拡販していく方針だ。羅本社長は、「世界90か国・200万の実績がある製品を日本で販売するチャンスをつかんだ。日本市場で大きく広げていきたい」と意欲を示した。

 サルトシステムズのハンドルCSMOは、「これまで多くの市場で成功をおさめてきた。しかし、日本の市場が欠けていた。今回の日本展開にあたって、ミツイワに選んでもらい光栄だ」と話した。(真鍋武)