米ゼットスケーラー(ジェイ・チャウドリーCEO)は、東京にオフィスを開設し、日本のビジネス体制を強化したと発表した。

 ゼットスケーラーは、あらかじめ設定したポリシーにもとづいて、ファイアウォールやURLフィルタリングなどのアクセス制御、アンチウイルスやサンドボックスなどによる脅威対策やデータ保護といったセキュリティゲートウェイの機能をクラウドサービスとして提供する。世界約100か所にデータセンター(DC)を擁しており、同社のDC上で稼働するクラウドゲートウェイを介して、ユーザーはアプリケーションにアクセスすることができる。チャウドリーCEOは、「常にセキュリティが確保された状態で、適切なアプリケーションに接続することができる」と強調する。

 今回、東京オフィスを開設し、日本のビジネスに一層力を入れる。とくに、国内大手企業と既存顧客のサポートを強化していく方針だ。

 なお、同社は2009年に日本法人を設立したものの、「当時は市場が未成熟だった」(チャウドリーCEO)ことから、一旦撤退したという経緯がある。今回、日本でのビジネスを本格的に再スタートさせたかたちだが、「(東京五輪が開催される)20年を前に、日本の大手企業のクラウド移行が加速していく」(スコット・ロバートソン・アジアパシフィックおよび日本担当ヴァイスプレジデント)など、日本のクラウド市場の伸長に期待を示している。(前田幸慧)