新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL、謝敷宗敬社長)は、同社のマネージドクラウドサービス「absonne(アブソンヌ)」上で、オープンソースソフト(OSS)のIaaSソフトウェア「OpenStack(オープンスタック)」の機能を追加する。現在、社内で動作検証を進めている段階で、早ければ今年10月から本格サービスを始める。

 absonneでは、これまでヴイエムウェアのサーバー仮想化基盤を主に使っていたが、OpenStack上にPaaS基盤を構築していくことで、「アジャイル開発がよりやりやすくなったり、システムの俊敏性、柔軟性がより強く求められるビジネスイノベーション領域に対応しやすくなる」(大城卓取締役常務執行役員ITインフラソリューション事業本部長)と話す。
 
NSSOLの大城卓取締役常務執行役員ITインフラソリューション事業本部長

 また、一般のデータセンターや客先設置方式での運用が可能なオラクルのクラウド基盤「Oracle Cloud at Customer(オラクルクラウドアットカスタマー)」をabsonne上で稼働させる準備も進めている。今後、同様の運用が可能な日本マイクロソフトの「Azure Stack(アジュールスタック)」の採用も検討しているという。absonne上にさまざまな形態やベンダーのIaaS/PaaSを取り込むことで、「顧客企業の多様な要望にきめ細かく応えていく」(大城常務)ことでビジネスを伸ばす。

 absonne事業の売上高は、直近10年の年平均成長率は27%と好調に推移。物理サーバー換算で約2000台、仮想サーバー換算で約5000台規模まで成長している。今後も年平均25%以上の成長を維持していく方針だ。(安藤章司)