日立システムズ(北野昌宏社長)は、会計・財務のプロフェッショナル集団であるグローウィン・パートナーズ(佐野哲哉代表取締役CEO)と連携し、ソフトウェアロボットを利用した業務の自動化手法であるRPA(Robotic Process Automation)を活用して、企業の経理業務を効率化する「経理自動運用シナリオ」の提供を11月5日に開始した。

「経理自動運用シナリオ」の業務フローの例(取引先別残高管理資料作成シナリオの例)

 経理自動運用シナリオは、会計システム「SuperStream-NX 統合会計」を導入している企業に向けた製品で、これまで手作業で行っていた定型的な経理業務を、RPAツールを用いて自動化するもの。会計システムに販売管理システムから売上データを取り込む業務や取引先ごとに管理している前渡金の残高明細作成業務など、自動化により効率化できると想定される6業務を対象に、SuperStream-NX 統合会計に関連する準備作業や後処理の工程も含めて業務を自動化する。想定した業務内容をRPAツールを用いてあらかじめ作りこんであるため、簡単な調整を行うだけですぐに利用を開始することができる。

 また、財務経理部門向けのコンサルティングサービスを350社以上に提供した実績をもつグローウィン・パートナーズの公認会計士が、内部統制の観点も含めて作成しているため、単に自動化するのではなく、「整合性」や「正確性」「不正検知」などの内部統制の視点を考慮し、不正やミスを防ぐ仕組みが盛り込まれている。

 これにより、作業の属人化や入力ミスを減らし、業務効率化を実現することができる。サービス化前に実施した実証実験では、導入前と比較し、作業時間が90%以上も削減された事例もあり、大きな導入効果が期待できる。

 税別価格は、シナリオ利用料(3シナリオの場合)が年額60万円から。今後両社は、企業の経理・財務部門向けの「経理自動運用シナリオ」を拡販し、2020年度末までに累計300社への販売を目指す。