ネットワンシステムズ(ネットワン、荒井透社長)は3月4日、NTTドコモの常設5G技術検証環境「ドコモ5GオープンラボYotsuya」に、3月1日から顔認証デモシステムの提供を開始したと発表した。

 ドコモ5GオープンラボYotsuyaは、5Gの利用シーン創出に向けた「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」に参画している企業・団体が、5Gの基地局などを無償で利用できる常設の技術検証環境で、5Gを活用したデモシステムも体感することができる。

 今回提供する顔認証デモシステムは、(1)5Gネットワーク、(2)カメラを内蔵したスマートフォンやタブレット、(3)高精度・オープンな顔認証ソフトウェア――の組み合わせによって、顔情報の簡単な登録、1秒以下での迅速・高精度な認証、そして開錠などのシステム連携を実現するもの。

 顔認証ソフトウェアには、ネットワンが昨年11月から国内で初めて販売している米RealNetworksの「SAFR」を採用。AI/深層学習を採用し、実環境下や多国籍の人々でも、世界最高水準の認証精度を実現する。また、性別/年齢/感情を推定する機能をもち、笑顔などの表情変化による堅牢な二要素認証や、属性に沿った情報提供などのマーケティング活用が可能。さらに、オープン性が高く、企業内で利用する各種システムとの連携が容易となっている。

 具体的な利用シーンとしては、増加を続ける訪日外国人への利便性向上サービスなどを想定している。多国籍の人々は、横顔・逆光・暗がりでも認証精度が非常に高いことから、ホテル客室でのキーレス開錠や、店舗でのVIP顧客の来店把握など、幅広い用途に適用できるという。

 将来的には、4K・8K・360度カメラで撮影した高画質・大容量映像を活用するなど、5Gと顔認証の組み合わせが最大限に生かされる利用シーンの創出に向けて、NTTドコモとネットワンで検討していく。