あさかわシステムズが提供する建設業向けERPパッケージ「ガリバーシリーズ」が好調な売れ行きを見せている。同製品は建設業界に特化した財務会計・原価管理パッケージで、中堅ゼネコンにルーツを持つ同社のノウハウを注入している。エンタープライズ向けの「ガリバー・プロステージ」、中堅向けの「ガリバーNEXT」、中小ユーザー向けの「ガリバー匠」をラインアップし、業界全体をカバーする。約900社への導入実積がある。

 同社の五十嵐元・東京支店第二エリア営業部課長は、「建設業でも生産性向上、業務効率化のためにITを活用するという機運が、業績の拡大につながっている」と語る。今年4月から「働き方改革関連法」が順次施行されるが、同社がメインターゲットと位置付ける建設業界では、2024年からの本格施行が予定されている。他業界で実際に改革が進みはじめたことにより、建設業界でも働き方改革関連ソリューションのニーズが刺激されつつある。
 
(左から)五十嵐 元・課長、高岡直人氏

 こうしたニーズを幅広くカバーすべく、同社では他社のパッケージ製品との連携を進めている。マーケティング本部の高岡直人・販売戦略・営業推進担当は「ガリバーシリーズはモジュール単位で導入されることが多い」と分析。シームレスに連携できる他社製品の既存ユーザーは、短期間での導入も可能だという。現在、パナソニック ネットソリューションズのワークフローシステムと連携しているほか、今後は他社の会計システムとの連携も強化していく。

 ガリバーシリーズの拡販に向けて、同社は新規販社の開拓やパートナーと協力したプロモーションを実施していく。21年までに導入社数1000社を目指す。(銭 君毅)